プラスドライバーを使って、ネジの十字の溝をつぶしてしまう。
なんでだろう?って悩んだ経験はないでしょうか?
DIY初心者によくある悩みですが、ドライバーの正しい使い方を理解できれば十字の溝を潰さずに作業できます。
今回はプラスドライバーの写真を使って紹介します。
ネジの十字の溝を潰してしまうと悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
それでは解説します。
プラスドライバーの規格
まず初めに、プラスドライバーには規格があります。
#0から#3まで番号があり、#0が小さく、#3が大きいサイズです。なので、プラスドライバーはネジのサイズによって使い分けないと溝をつぶしてしまいます。
よく使用されるのは#2で、もし最初の一本としてドライバーを購入するという場合は、この#2の購入をおすすめします。さらに#1、#3をあわせ3本そろえておくと、たいていの事に間に合います。
ちなみにJIS規格ではプラスドライバーの事を十字ねじ回しと呼ぶそうです。
プラスドライバーの規格 | #0 | #1 | #2 | #3 |
ドライバー軸の長さ(mm) | ー | 75 | 100 | 150 |
小ネジのサイズ(mm) | 1.4~2.6 | 2.0~2.6 | 3.0~5.0 | 6.0~8.0 |
タッピングネジのサイズ(mm) | ー | 2.0~2.5 | 3.0~5.0 | 6.0~8.0 |
木ネジのサイズ(mm) | 1.8 | 2.1~2.7 | 3.1~4.8 | 5.1~6.8 |
ドリルネジのサイズ(mm) | ー | ー | 5.0 | 6.0 |
ドライバーの軸やグリップ部に、番号が入っている商品もあります。
ご自分が持ってるドライバーを一度確認してみてください。
プラスドライバーの使い方
普段ドライバーを何気なく使っていませんか?
ドライバーを使用する際は、押す力と回す力を意識して使用しましょう。
押す力7割と回す力3割の力配分でネジを回すと上手くいきます。
ドライバーは、ねじを押しながら回すものと覚えましょう。
また、ネジは基本的に時計回り(右回り)に回すと締まり、反時計回り (左回り) に回すと緩みます。
もしネジの山をつぶしてしまったら、緩める工具もありますので安心してください。
最後に
今回はプラスドライバーの規格と使い方を書いてみました。
いくら気を付けて使っても、ネジの溝がつぶれてしまう場合や、逆ネジ・左ネジと呼ばれる特殊なネジでいつもと違うことがあるかもしれません。
そんな場合は、インパクトドライバーやネジザウルスといった商品が解決してくれると思います。まずはネジの溝をつぶさないためにはどうするか。基本を知ってほしくて今回はこちらの投稿にしてみました。
プラスドライバーとネジには適正サイズがあって、ドライバーを正しく使わないとネジの溝をつぶしてしまいます。この機会に正しい使い方をマスターしてみてはいかがでしょうか。
☆プラスドライバーの紹介